駅前民宿のこと

さまにウニ祭りに行くことにした。
宿は人気の「駅前民宿」、早速メールで申込んだのだが女将から電話が来た。
列車代行バスの乗務員でいっぱいなので宿泊はできないとのこと。
でも、16Kmも離れた快適なホテル、ウニ祭り、周辺観光まですべて手配・案内してくれた。
このことが縁でいまでも親交が続いている。
この女将にしてこの宿あり。


「駅前民宿」は日高本線の列車代行バス乗務員だけで余力がなかった。
6年間10人を超える乗務員の生活を支えて来た「駅前民宿」は、鉄道の廃線により専属から解放された。


日高本線
2015年1月8日、低気圧に伴う波浪の影響で厚賀~大狩部間で護岸根固め工の一部が損壊して土砂が流出。
日高本線 苫小牧・様似間146.5Kmの内 鵡川・様似間116Kmが不通になった。
以来6年 復旧することなく2021年3月31日に鉄道の営業を終えた。
観光資源が豊富な地から鉄道が消えたことは残念である。

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