いちご煮ってなんだ? せんべい汁もあるよ!

いちご煮」と「せんべい汁」。
これはどちらも八戸発祥の食べ物らしい。
 
まず「いちご煮」。
ウニとアワビが主役の吸い物で乳白色。上に大葉の千切りを乗せ、味香りともに上品な仕上がり。
八戸は三陸リアス海岸の北端で、かつては浜には「うに」「あわび」などの海産物が「ネコまたぎ」と言われるほどいっぱいあったらしく、浜の人たちがこれらを潮汁にして常食していたことに始まるらしい。
乳白色の中に浮かぶウニを野いちごに見立てて「いちご煮」と名付けて供したのは八戸市内の某ホテル。
1985年とされる。
これが広まり「ニセモノ」「まがい物」までが登場するにいたった。
いまや、ウニもアワビも高級食材。
さすが八戸の人たちも常食にはできない。
 
せんべい汁はまたの機会に。