線路は続くよ

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奥州街道国道4号)に沿って広がる七戸町には鉄道がなかった。
鉄道敷設計画に対して当時の地元民は、悪風俗や疫病が持ち込まれたり、煤煙・騒音・振動で畜産や農業に害が出るといった風評におびえて猛反対したらしい。

東北線は、より辺鄙な海沿いを廻り1891年に青森駅が開業した。

鉄道がないことで遅れをとり、多くの不便を強いられた人々は新幹線計画に先んじて誘致運動を展開した結果、2010年12月4回東北新幹線開通と同時に念願の「七戸十和田」駅の開業を迎えた。

一方「南部縦貫鉄道」は、七戸・野辺地間20.9Kmを結び1962年に開通した私鉄。
開業時からの資金難で会社更生法適用や、十勝沖地震による被害で全線不通など災難の連続だった。
新幹線開業時には下北半島への延伸を目指したものの力尽きて2002年8月1日廃線
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有名なレールバスは動態保存されている。

南部縦貫レールバス愛好会 
https://www.rpsj.jp/2008/nanbu.html